腸内環境を整えましょう1

免疫力を維持するのに腸内環境を整えることをお勧めします。

免疫力とは?

新型コロナウイルス感染症が広がりを見せるなか、免疫力という言葉をよく耳にします。

免疫とはウイルスなどの病原体やがん細胞など身体にとってネガティブな刺激から身体を守る防御システムのことです。

免疫力を維持することはとても重要です。

腸は免疫システムの要

免疫力を維持するために「腸内環境を整える」ことをお勧めします。

 

腸には身体全体の60%の免疫細胞が集まっています。

腸は消化器官としての働きだけでなく、免疫システムとしても重要な役割をはたしています。

腸内細菌はザクっと分けて3種類

大腸には腸内細菌が1000兆個も棲んでいるといわれています。

腸内細菌は「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分けることが出来ます。

善玉菌

食べ物から栄養を作り出す、悪玉菌の繁殖を抑えて健康をサポートしてくれる。

悪玉菌

タンパク質や脂質を餌にして増殖し、有害な毒素や発がん性物質を発生させる。

日和見菌

まだ働きが解明されていない未知の菌、優勢な菌の味方につき、善玉にも悪玉にもなる。

理想的な腸内環境を目指しましょう

腸内細菌の理想的なバランスは

善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%です。

このバランスは加齢、便秘、生活習慣の乱れが原因で狂ってしまいます。

腸内環境が悪化したときは

腸内環境が悪化したときは、悪玉菌が優位な状態です。

腸内で腐敗が進み有害物質が発生して全身に回ります。

 

その結果

 

免疫細胞が力を発揮しにくくなります。

 

感染症やアレルギー、がんなどの病気にかかり易くなます。

 

肥満や糖尿病などの慢性疾患を招くことになります。

腸内環境が整っているときは

腸内環境が整っているときは善玉菌が優位な状態です。

 

感染症、がんなどの大病まであらゆる病気にかかりにくくなります。

 

肌ツヤが良くなり外見が若々しくなります。

 

疲れにくく体調が良い状態が維持できます。

腸内環境はうつや認知症にも影響します

最近の研究では腸と脳がお互いに密接に影響しあっていることが分かっています。

 

腸内環境はうつ病や認知症にも影響していると指摘されています。

腸内環境が発症や重症化を防ぐ

腸内環境が感染症の発症や重症化に影響します。

 

小学校で同じ給食を食べて悪玉の大腸菌O-157が検出された児童を例に説明します。

児童にO-157が検出されたとしても、

「入院した人」

「軽い下痢の人」

「何の症状も出なかった人」

がいます。

 

これは腸内環境の違いが結果に出てたと思われます。

悪玉の大腸菌は、善玉菌の乳酸菌やビフィズス菌が優勢な腸内環境では増殖しにくくなることが分かっているからです。

 

食中毒と同じように風邪や新型コロナのウイルスにも腸内環境が影響すると考えられます。

 

「腸内環境によって感染症が発症するか、重症化するかを左右する」そんな仮説も成り立ちます。

腸内環境を知るにはうんちをチェック

腸内環境を確認するには毎日のうんちをチェックしましょう。

 

トイレは日本語で「便所」便りを受け取る所と書きます。

きちっとチェックして身体からの便りを受け取りましょう。

どんなうんちがよいの?

よいうんちは下記の通りです。

 

1.座るとストンストンと気持ちよく出る

水分80%が理想的

 

2.においが少ない

きついにおいは悪玉菌が多い

酸っぱいにおいはビフィズス菌善玉菌(善玉菌)が多いサインなので問題なし

赤ちゃんのうんちは酸っぱいにおいします。

(赤ちゃんの腸内細菌の80%がビフィズス菌なので腸内感染症も起こりにくい)

 

3.1日200g以上のうんちが出る

1日の合計でも構いません

排便前後のの体重を比べるとわかります。

理想的なうんちはバナナ型

理想的なうんちはバナナ型、そのほかのタイプは腸内環境に問題ありのサインです。

 

バナナ型

黄色っぽい褐色、においがあまり臭くない。バナナ一本分ぐらいの量がするりと出る

 

ヒョロヒョロ型

やわらかくて細長い。量は少ないがにおいが臭いことが多い、排便後スッキリしない

 

ドロドロ型

水分量が多い下痢便。においが臭いことが多い。出す前にお腹が痛くなることが多い。

 

コロコロ型

黒っぽいこげ茶色、カチカチで丸い。硬くて量が少ない。力を入れてもなかなか出てこない。

 

今回は腸内環境を整えることが免疫機能を含んだ健康にいかに重要かということについて説明しました。

 

次回のブログでは腸内環境の整え方について具体的に説明します。

 

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